草原黒牛
大平畜産では交雑種(F1)と乳用雄を飼育しています。
乳用雄は一般的に国産牛、国産若牛の名で販売されています。
当牧場から出荷された乳用雄は主に関西方面で「とかち鹿追牛」ブランドとして販売されています。
主要取引先
交雑種は父が黒毛和種、母がホルスタイン(乳用種)の交配種のことを言います。 交雑種の肉の特徴を簡単に説明すると「国産若牛より味に深みがあり、和牛ほど脂がくどくない」つまり「良いトコとり」なんです。
大平畜産オリジナルブランド「ダイチク草原黒牛」とは当牧場で生産された交雑種の内厳選された牛だけに与えられたブランド牛です。
生まれも育ちも… 鹿追町内一貫生産
一般的に肉牛は下記の様な流れで育てられお肉になります。
出生地(繁殖農家)⇒素牛(育成)農家⇒肥育農家→出荷
色々な農家さんを回ってお肉へとなります。一部を除き肥育農家さんや素牛農家さんは市場で牛を買ってくるので、それまでにどの様な管理で育てられてきたかはっきりと把握出来ない部分もあるんです。
しかし大平畜産では安心・安全をモットーに哺育・育成から肥育まで一貫で行い管理を徹底しています。
又、導入仔牛は全て鹿追町内の酪農家で生産されたものである為、仔牛の誕生から出荷まで鹿追町内一貫生産で行っています。(純鹿追産)
よその地域から牛を導入せず町内生産仔牛だけを使い、一つの牧場で最後まで育てる。
最近、食の安心・安全が騒がれていますが、マスコミ等で耳にする「トレーサビリティー」(生産履歴)は鹿追町、大平畜産では約三十年も前から確立されています。
大平畜産と他の肉牛牧場のもっとも大きな違いでまず挙げられるのが上記の町内一貫生産です。これは町内の酪農家はもちろん鹿追農協の協力無しでは実現不可能であり全国的にも珍しい取り組みになっています。
良質な牧草でおなかいっぱいに
餌は大きく分けて配合飼料と牧草の二種類に分けられます。(哺育期にはミルクもありますが)育成期と肥育期では飼養管理が違ってくるのですが、簡単に説明すると育成期には良質な牧草をいっぱい食べさせて大きくて丈夫な胃をつくり肥育期にどんどん餌を食べてもらい体は大きく、肉は良質な物へと作り上げていきます。
ここで重要なのは育成期にどれだけ丈夫な胃を作れるかがポイントで、ここを失敗してしまうと、健康な牛は出来ません。その為に牛が喜んで食べてくれる(美味しくない牧草は牛もあまり食べてくれません・・・以外にグルメなんです。)牧草を与えなければいけないのですが、私たちの牧場の牛は育成期には自家産の牧草を与えています。この牧草は完全無農薬有機肥料で育てられたものとなっています。人間だって農薬野菜より無農薬野菜の方が美味しく感じますよね?牛も同じでやっぱり無農薬の方が美味しく感じるんです。
おいしいから牛もいっぱい食べてくれます。ただ無農薬有機肥料で育った牧草の欠点は収穫量が少ないことです。しかし私たちの牧場では広大な牧草地でそれをカバーしています。
ちなみに牧草畑にまいている有機肥料は牧場内で出された牛糞尿を発酵、堆肥化させたものだけを使用しています。堆肥化させていない生の糞尿は環境汚染を考え一切使用しておりません。
おいしい水をたっぷりと
私たちの牧場の全ての牛たちは牧場内から汲み上げられた地下水を飲んでいます。
もちろんその水は私たちスタッフの休憩時間のお茶やコーヒーにも使われていますし、牧場内にある社員住宅の住人はこの水で生活しています。
周りを日高山脈と大雪山系に囲まれ然別湖と広大な大地、豊な自然から生まれたこの水はここだけのものであり、他の飼養管理は真似できてもこれだけは決して真似の出来ないことなんです。水が違うとお肉になってからの脂の風味に違いが出てくるんですよ。
ふかふかベッドで牛もスクスク
敷料とは牛舎の床に敷く牛のベッド見たいなものです。敷料がないとコンクリート丸出しで牛の足も痛くなるし、冷たいわで牛にかなりのストレスを与えてしまいます。
一般的にはノコクズやバーク、小麦ガラ等を使っているところが多いのですが私たちの牧場ではこの敷料も自社生産したものを使用しています。
名称「エコカールマット」。
外部への販売も行っているので私たちの牧場だけではなく他の牧場でも使っていただいています。
この「エコカールマット」は自社開発、特許も取っているオリジナル商品です。
この敷料の特徴としては、まず原木は自然環境を考え間伐材のみを使用しています。次に写真を見てもらえばわかると思いますが木を薄くスライスしカールさせることによって敷料全体にボリュームを持たせ空気を含ませる事によって通気性を高め、牛にとってはふかふかのベッドで寝てるような感覚になります。それになんと言っても「香り」がいい!!
木の香りって安らぎますよね?芳香剤にもあるぐらいですもの。でも私たちの牧場の牛は本物の木の香りに包まれ、ふかふかの木のベッドで寝ているんです。
それでも日数が経つにつれ敷料は汚れてきます。掃除で牛舎から出された敷料は牧場内に設置された堆肥処理場に運ばれ発酵、堆肥化されます。ここで再生処理された堆肥は戻し堆肥として再び牛舎内で下地敷料として再利用されます。この作業を数回繰り返した後、完全有機肥料として畑などの土にかえされます。
この有機肥料は牧草畑へ返すほか商品としても販売しているので家庭菜園から畑作農家さんまで幅広く活用されています。
忘れてはならないもの
生き物だけに限らず「もの」を作り上げていく上で一番大切なものは「愛情」「情熱」と考えます。
私たち大平畜産のスタッフは「愛情」と「情熱」を持って牛に接するよう心がけております。「愛情」のかたちにも色々あります。やさしく声をかけながら接したり…元気のない牛はいないかチェックしたり…寝床をきれいにしたり…さまざまです。
でも本当の愛情とはそれらをずっと続けていくことができることなのだと思います。




